西岡行政書士事務所
EX-POLICE GYOSEISHOSHI
深夜営業

深夜営業届出の手数料は?
広島県警の窓口で必要な実費まとめ

2026.06.07 監修:西岡 祐也(元広島県警察官13年/行政書士)

深夜0時以降に酒類を提供する飲食店を始めるとき、警察署に出すのが「深夜酒類提供飲食店営業の届出(深夜営業届)」です。結論から言うと、この届出そのものに手数料はかかりません。0円です。ただし、「完全に無料で出せる」かというとそうではなく、届出に添付する書類を集めるのに実費がかかります。この記事では、自分で手続きする場合に実際にいくらかかるのかを、内訳で整理します。

この記事のポイント
結論

・深夜営業届の手数料:0円(警察に納めるお金はない)

・実費がかかるのは「添付書類の取得」だけ

・個人なら数百円〜1,000円程度、法人でも1,500円前後

深夜営業届は身分証明書が不要(古物商・風営法許可より書類も費用も軽い)。

警察に納める手数料は「0円」

まず、はっきりさせておきます。深夜営業届の提出に、警察への手数料はありません。

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深夜営業届(深夜酒類提供飲食店営業)の届出手数料。「許可」ではなく「届出」だから、警察に納めるお金は発生しません。

警察関係の他の手続きと比べると、その軽さがよく分かります。

手続き警察への手数料
深夜営業届(深夜酒類提供飲食店営業)0円
風俗営業許可(1号など)24,000円
古物商許可19,000円

「許可」は審査をして与えるものなので手数料がかかりますが、「届出」は出すだけ。だから手数料がないわけです。

実費がかかるのは「添付書類の取得」

では、何にお金がかかるのか。届出に添付する書類を、役所などで取得する実費です。深夜営業届に必要な書類のうち、取得費用がかかるものを整理します。

個人で開業する場合

書類取得先実費の目安
住民票(本籍地記載)市区町村役場窓口300円/コンビニ200円程度
飲食店営業許可証の写しご自身で保管コピー代のみ
営業の方法・図面・周辺地図ご自身で作成0円

個人の場合、実費がかかるのは実質住民票だけ数百円で済みます。

法人で開業する場合

書類取得先実費の目安
登記事項証明書(履歴事項全部証明書)法務局窓口600円/オンライン窓口受取490円
定款の写しご自身で保管コピー代のみ
役員全員の住民票(本籍地記載)市区町村役場1人 窓口300円/コンビニ200円程度

法人の場合、登記事項証明書600円+役員の住民票(人数分)で、1,500円前後が目安です。

見落としがちな「深夜営業届には身分証明書が不要」

ここはぜひ知っておいてください。深夜営業届には、いわゆる「身分証明書」は原則必要ありません。

「身分証明書」とは、本籍地の役所で取る、破産していないこと・成年被後見人でないことなどを証明する書類(手数料300円)のこと。運転免許証などの本人確認書類とは別物です。

これは、古物商許可や風俗営業許可では必要になる書類です。ところが深夜営業届は、欠格事由の確認の仕組みが許可営業ほど厳格でないため、身分証明書の提出が求められないのが一般的です。つまり、深夜営業届は他の警察手続きに比べて、集める書類も、かかる実費も軽いということ。「警察の手続き=身分証明書がいる」と思い込んで余分に取りに行かないよう、覚えておいてください。

※ただし、提出先の警察署や個別事情によって求められる書類が異なる場合があります。提出前に管轄の生活安全課で必要書類を確認すると確実です。

現場の話 元広島県警察官・西岡より

手数料が0円ということもあってか、深夜営業届を「自分で頑張ってやろう」という方は、とても多いです。

ただ、深夜営業届には一つ、風営法の許可申請と同じレベルのものを求められる資料があります。それが「図面」です。お店の広さ、照明、椅子、テーブル、カウンターなどを記載した、一目で分かる図面を作って提出しなければなりません。

正直なところ、この図面の作成こそが深夜営業届の本体と言っても過言ではありません。手数料はタダでも、ここは手間も精度も求められる部分です。ご自身で頑張る場合は、油断せず丁寧に作成してください。

「手数料0円」でも、コストはゼロではない

ここまでを整理すると、深夜営業届は警察に納める手数料こそ0円ですが、次のものはかかります。

とくに最後の図面は、不備で差し戻されると開業がずれ込むため、見えないコストが大きい部分です。「手数料がタダだから簡単」ではなく、「手数料はタダでも、書類の精度が肝心」と考えてください。

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これらを行政書士に依頼した場合の報酬の相場については、別記事で詳しく解説しています。→ 深夜営業届出の費用相場|行政書士に頼むといくら?

実費を少しでも抑えるコツ

3つの節約ポイント
  • マイナンバーカードでコンビニ交付を使うと、住民票が窓口より安く取れる(自治体により200円程度)。深夜の時間でも取得できて便利。
  • 登記事項証明書は、オンライン請求して窓口受取にすると、窓口請求(600円)より安くなる(490円程度)。
  • 住民票は「本籍地記載あり」で取ること。記載なしで取ると取り直しになり、二度手間・二重の実費に。

まとめ

「自分で出せそうだけど、図面や書類で不安がある」という方は、必要な部分だけでもご相談ください。広島で深夜営業の届出をお考えなら、お気軽にどうぞ。

よくある質問

Q深夜営業の届出に、警察への手数料はかかりますか?
Aかかりません。深夜酒類提供飲食店営業の届出そのものは手数料0円です。風俗営業許可(24,000円)や古物商許可(19,000円)と違い、「許可」ではなく「届出」のため、警察に納める手数料は発生しません。ただし、添付書類の取得には実費がかかります。
Q自分で手続きする場合、実費は全部でいくらくらいですか?
A添付書類の取得実費だけで、個人なら数百円程度(主に住民票300円ほど)、法人でも1,500円前後(登記事項証明書600円+役員の住民票など)が目安です。ただし、飲食店営業許可(保健所)の費用は別途必要です。
Q深夜営業届に身分証明書は必要ですか?
A原則として必要ありません。本籍地で取る「身分証明書」(破産していないこと等の証明)は、古物商許可や風俗営業許可では必要ですが、深夜営業届では一般的に求められません。ただし、提出先の警察署によって必要書類が異なる場合があるため、事前に管轄の生活安全課で確認すると確実です。
手数料は0円。でも図面で差し戻されると、
開業は遅れます

「実費は抑えたいが、図面や書類は確実にしたい」という方は、必要な部分だけのご依頼も可能です。元広島県警察官13年の行政書士が、広島の深夜営業届をサポートします。

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